祈り そして 戯れ 〜 光のもとの 〜 (オーボエとピアノの為の)

■ 委嘱経緯等

オーボエ奏者・広田智之の委嘱。同氏のリサイタルで初演。

■ 初演データ

  • 初演 2003.9.23
  • 場所 京都府立府民ホール・アルティ
  • 指揮
  • 演奏 広田智之(Ob.)野平一郎(Pf.)

■ 楽譜入手先

Hoshina Music Officeでの取扱は終了致しました。
今後は杉原書店よりご購入下さい。

■ 他編成

■ CD/DVD

■ 作曲者によるプログラムノート

この曲は、オーボエ奏者広田智之氏の委嘱によって、同氏のリサイタルを記念して2003年6月から8月にかけて作曲したものである。

『いずこからともなくキラキラと降り注ぐひかり、その温もりに包まれながら、自然の偉大さ美しさを身体いっぱいに受け止めて、日々を送れる幸せを感謝しつつ、 ~祈りそして戯れる~。 』

このような心情をもととして、曲は「祈り」をイメージした Lento の即興的な曲想の第一部分、「戯れ」を描いたリズミックでテクニカルなフレーズが交錯する Allegro の第二部分、そしてカデンツ的要素を含む「祈り」の第三部分、及び「戯れ」による短いコーダ、で構成されている。

構造的には何処にでもある三部形式で何ら工夫はされていないが、このような普遍的な構造を提示する事によって、演奏者の独創的な表現上の工夫が曲の各部分で生かされるとともに、オーボエの個性的な音色の魅力もより引き立つと考えた。

演奏にあたっては、指示されたテンポや各種の記号に捕らわれ過ぎずに、フレキシブルな感性で自由に表現してほしい。

なおこの曲は、2003年の広田智之氏のリサイタルにおいて初演され、その後、2004年の日本音楽コンクールにおいて荒絵理子氏が演奏し見事第一位に輝いた。

(楽譜解説より)


日本語タイトル (ローマ字)Inori sosite Tawamure Hikari no motono
欧文名Oraison et Jeux sous un rai lumineux
出版社杉原書店/Sugihara Shoten Co.,INC.
原譜管理Hoshina Music Office
発表年2003
演奏時間10:00
難易度 (1~5)5
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Hoshina Music Officeでの取扱
料金区分
JASRAC作品コード113-5724-0